精神の平衡を保つために
昨日は店が定休日だったので、
軽く遣り残しの仕事を片付けた後、
知人を乗せて川崎まで運転手をすることに。
知人を迎えに行く途中ラジオから流れてきたニュースに耳を疑った。
『松岡農林水産大臣が首を吊って重体』
このニュースを聞いて真っ先に頭に浮かんだものが
『なぜ?』
そして次に思ったのが
『無事でいて欲しい』
だった。
しかし、そうはならなかった。
程なくして松岡大臣の死亡を確認との一報が流れた。
その瞬間、なにか言いようのない悔しさが心を埋め尽くした。
私は昨年、松岡氏が農水大臣に就任した際、日本の農政を語っていた姿を見て以来、ひそかに松岡氏を応援していた。
松岡氏がこの時語っていた『攻めの農業』には、思わず膝を叩いたくらいです。
族議員中の族議員だとか、西のムネオだとか言われ、さまざまなスキャンダルを持っていると言われつづけ、
野党からもマスコミからも国民からも指を差さされていた。
だけど私は大臣に期待していた。きっとさまざまな政策で『攻めの農業』を実現してくれるものと。
スキャンダルなぞ何するものぞ、政策を実現することこそ政治家の本懐とばかり、目標へ向けて邁進してくれると。
だが現実はそうとはならずこのような事態を迎えてしまった。
昨日は夕方までラジオのニュースを聞いていた。
ニュースの前に車に同乗している知人と
「『総理が辞めさせなかったから自殺した』ってマスコミと野党どっちかが言ったりするのかな」
などと言っていたら案の定。野党もマスコミも言っていた。
まったくジョークにもなりゃしない。
結局その後は昨日夕方のニュース以降今日の現在に至るまでテレビ・ラジオのニュースやワイドショーは見ていない。
ニュースでの報道のされ方というか扱いを見ていると報道への憤りにどうにも自分の精神の平衡を保っていられる自信がないのだ。
今回の件については、さまざまな意見があると思う。
おそらく大半の人は私の意見とは相容れないとも思う。
私からそのことについて同こう言うつもりはない。
ただ、なんとなくだけどこういう人もいるんだよということを少し気に留めてほしい・・・。